広島は高卒3年目の遠藤淳志投手(21)が6回9奪三振1失点で今季初勝利を手にした。

昨季は中継ぎでプロ初勝利。先発での白星は自身初となった。前回5日阪神戦は5回8失点と大炎上していたが、先発ローテ生き残りが懸かった一戦で好投。ヒーローインタビューでは「悔しい気持ちを今回ぶつけられて良かった」と胸をなで下ろした。

打線は勢いを持続し、12安打7得点をあげた。前日11日中日戦は球団34年ぶりとなる1イニング11安打を記録するなど、23安打19得点で大勝。この日も4番鈴木が適時打2本で3打点、3番西川も適時二塁打2本を決め、効果的に加点を続けた。

野手8人に安打が飛び出し、タイムリー6本。救援投手陣も大崩れしなかった。チームは投打がガッチリかみ合い、2連勝で4カードぶりのカード勝ち越し。借金返済に王手をかけた。