阪神が接戦をモノにし、今カード勝ち越しを決めた。

先発岩貞祐太投手(28)が力投。1球1球、丁寧に投げ込み、5回1死まで無安打。宮崎に左前打されて初安打を許したが、次打者を併殺に打ち取った。その後も安定した投球で、DeNA打線を8回まで3安打8奪三振。無失点でバトンを新ストッパーに託した。

試合前に藤川球児投手(39)が右肩のコンディション不良のため出場選手登録を抹消された中、9回に登場したのはロベルト・スアレス投手(29)。先頭の代打神里に四球。1死後、自身の失策で、一、二塁とされた。ロペスに左前適時打を打たれたが、そこから踏ん張り、宮崎を中飛、代打乙坂を遊ゴロに打ち取った。スアレスは阪神加入後、初セーブ。岩貞は今季2勝目を挙げた。

打線では大山悠輔内野手(25)が活躍。6回2死二塁で迎えた第3打席、DeNA平良から、決勝点となる先制の左前適時打を放った。8回2死二塁ではパットンから右翼線に適時二塁打。この日のチーム2得点はいずれも4番のバットから生まれた。

チームは借金を再び4に減らした。