楽天安楽智大投手が2番手で緊急登板し、17年以来3年ぶりの勝利をマークした。先発弓削が4回先頭栗山の打球を右足に当てた。1度は続投したが、続く中村に2ボールとしたところで安楽と交代。弓削は悔し涙を流しながらベンチに下がった。安楽は「早い段階で勝ってる状況で降りる気持ちは僕も分かる。ランナーをかえさないぞという気持ちになりました」。中村に二塁打は打たれたが、その後の犠飛の1点だけにしのぎ、1回2/3を1安打3三振で無失点。流れを渡さなかった。

三木監督も「2ボールから厳しい状況でしたけど、試合を作れるテクニックをいくつも持っている。ナイスピッチングでした」と絶賛した。その後、攻撃陣も辰己の2ランなどで援護し、西武に連勝。安楽は「僕が必要とされているのは先発が早く降板したり、複数イニングいかなければいけないところ。1年間そのポジションを守れるように頑張りたい」と改めてフォア・ザ・チームを誓った。