元楽天の埼玉・片山博視ヘッドコーチ兼内野手(33)が決勝2ランを放った。

6番指名打者で出場。0-0の8回2死二塁で、左中間へ特大の1発をぶち込んだ。「(先発した)尾林が抑えてくれていたの、何とかしたかったです。追い込まれながら結果が出て良かったですね」と、熊谷では今季初となった有観客試合のヒーローインタビューで答えた。

元メジャーで新加入した田沢純一投手(34)が6回に初登板。3者凡退に抑えていた。「NHKのメジャー中継で見てました。準備して、気持ちが入っていたと思います」と、同投手のデビュー戦で勝てたことも喜んだ。

片山兼任コーチは、05年の高校生ドラフト1位で楽天入団。投手として、14年までに主にリリーフとして活躍。200試合以上に登板した。15年には野手転向。育成契約や、投手再転向を経て、17年限りで退団した。18年、BC・武蔵(現埼玉)に入団。投手コーチ兼任だったが、現在は再び野手になっている。

尽きない野球への情熱を問われると「やれる限り、続けますよ。NPBを目指している相手チームの選手は、まずは僕を抑えて欲しい」と、飛躍を目指すBCリーグの若手へ向け、ハッパを掛けた。