3位楽天が2位ロッテとの直接対決3連戦初戦に敗れた。ゲーム差は1・5に広がり、4位日本ハムとは1差に縮まった。

先発弓削が立ち上がりから乱れた。初回に47球を要し3四球2安打で3失点。2回も1死一、三塁とピンチを作り、安楽と代わった。

打線は3回に渡辺佳の2点適時二塁打などで同点に追いつき、4回に浅村の適時打で勝ち越した。

2番手安楽以降、酒居、宋家豪が無失点でつないだが5番手シャギワが誤算。先頭のロッテ・マーティンを死球で出塁させ、4安打で5失点と崩れた。

三木監督は「ちょっとタフなゲームになった。ちょっと悔しい、何とも言えない試合になってしまった。ファンの方にも申し訳なかった」と唇をかんだ。プロ最短での降板となった弓削に「立ち上がり今日はちょっと球もあまり強くなくて、コントロール、制球力の方も苦しい投球になった。2回もすぐピンチをつくったので、頑張ってもらいたいという思いと、ずるずるいくわけにはいかないという判断で、非常に難しかった」とし「次の登板が来週になるのかはこれから判断する。弓削にとって何がいいのか、チームにとって何がいいのか、いろいろ考えた中で判断したい」と今後への見通しを口にした。

8月のチーム救援防御率は5・60でリーグワースト。シーズンも折り返しに近づき、踏ん張りどころを迎えるブルペン陣に「勝負の世界なので結果としていろいろ出てくる。ブルペンの投手が頑張ってもらわないとなかなか勝てないゲームになってくる。しっかり大変なポジションですけども、その中でプロとしてしっかり仕事ができるようにやってもらいたい」と奮起を促した。