阪神大山が試合を決めた。同点で迎えた延長10回2死二塁で、広島ベンチは4番サンズを敬遠。大山が右中間への適時2点三塁打を放ち、意地を見せた。矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。

-延長10回は大山はカウント3-0から思い切って

矢野監督 思い切りも何も、決めなあかんしね。

-勝負強さを求めてきた。この結果は大きい

矢野監督 まぁまぁね。いろんなことで自信ってついてくると思うけど、もちろん、あいつもそういう風に思って臨んでくれてる。1個1個自信にしたり悔しさをまたパワーに変えてやっていくしかないので。それの繰り返しなので。後から成長していってくれたらいい…。まぁ、いいときもあるしね。どっちもプラスにしてくれたらいいけど。

-1戦目を前にアドバイスもしていたと思うが、状態は上向いてきている

矢野監督 まぁ1年間やってる間に俺らも、やろうとしたことができないとか、自分の意識してることが過度になったり、いろいろするから。気づいたことは伝えていこうと思って。まぁ伝えて。それがすぐ結果として出るとかわからないけど。迷わすことはしたくないんだけど、伝えることだけは伝える。試合になれば、2個も3個も考えながら打てないんでね。

-救援陣の奮闘

矢野監督 アキ(秋山)も点を取られた後、次の回も頑張ってピシャッといってくれたしね。ホームラン打たれたというのはアキ自身残念やったと思うけど。全体的に本当によく粘ってくれた。それがなかったら、この試合はないんでね。岩貞も2日で2勝。リュウヘイ(小幡)もちょっとラッキーボーイ的な存在になってくれているけど。そういう人が出てきてくれるとうれしい。中継ぎでしっかりしたボールを投げてくれているんでね。本当にみんな頼もしい。

-シーズン貯金ターン

矢野監督 まあまああんまり振り返りたくはないけど。まだまだここからまたスタートなんで。1日やって2勝は出来ないんで。1日やって1勝しか出来ないんで。それを積み重ねるしかない。正直みんな疲れも出てくるし。次は13連戦やし。あんまり先のこと考え過ぎても、星勘定してもあれなんで。みんな目の前、精いっぱいトライしてくれているんで、こういう試合を続けていくしかないかなと思います。