阪神先発のオネルキ・ガルシア投手(31)は6回5安打2失点で降板。登板前には今季限りでの引退を発表した同僚藤川に粋な計らいを見せたが、リードを許して交代となった。

初回は3者凡退で立ち上がったが、続く2回。先頭の4番村上に中越え三塁打を浴び、5番塩見の二ゴロ間に先制を許した。3回には1死から遊撃木浪の失策で走者を出した。青木に安打でつながれ、3番山田哲に中前適時打を浴びて2点目を失った。

4回以降は踏ん張り、6回107球2失点。打線がヤクルト先発の技巧派山中の前に無失点に抑えられる中、先発としての役割は果たした。

今季は登場曲に人気曲「パプリカ」(Foorin)を使用していた左腕だったが、藤川の登場曲「every little thing every precious thing」(リンドバーグ)を使用。チームメート藤川への思いから、本人の希望で登場曲を急きょ変更していた。