オリックス吉田正尚外野手(27)が、8月度の「大樹生命月間MVP賞」のパの打者部門に選出された。

「非常にうれしいです。(自身3度目の受賞に)1回でも多く取れればいい賞だと思うので、光栄に思います」

8月は25試合に出場して、打率4割3分、2本塁打、15打点を記録。好調の秘訣(ひけつ)は「しっかりコンディショニングをいい状態で夏を迎えられていますし、そこが一番かなと思います。常に同じ気持ちで、常にベストを尽くして、1日1本でもチームに貢献できればいいなと思っているので、その積み重ねがいい8月になったと思います」と平常心にある。

巧みなバットコントロールでファンを魅了する。「ミスショットをせずに1球で仕留めることが、高い率を残す要因にもなっていると思うので、そういう意味では自分のスイングをできていることがいいのかなと思っています」。7月7日には第1子が誕生。「娘ができましたし、特別そんなに変わることはないですけど、癒やしにもなります。今年いい成績を出せればいいなと思っています」と笑顔を見せた。

月間MVPは昨年7月、9月に続いて自身3度目。今季に狙うは自身初の打撃タイトル獲得だ。

「数字に関してはシーズンが終わってからのことだと思う。それまでは最後まで必死にプレーして、チームに貢献できるように頑張っていきたい。ミスショットをせず、強い打球を打てるように。甘い球を逃さず、強いスイングをかけられるようにやっています」

慢心なく、突き進む。【真柴健】