明大の最速153キロ右腕、入江大生投手(4年=作新学院)が先発し、7回10安打3失点だった。

初回、1死二、三塁から四球を2つ続け、押し出しで先制を許した。2回以降も毎回走者を背負ったが、大崩れはせず、失点したイニングも1点で踏ん張った。ただ、味方が同点に追い付いた直後の6回に失点。「調子が悪いなりにも、できることがあったと思います。勝負どころで抑えられなかった。甘さが出ました」と、反省と悔しさを隠さなかった。

制球には苦しんだが、直球は最速151キロを記録。7球団が視察したが、西武渡辺GMは「総合的に見て、まとまっている。伸びしろは、まだまだある」と期待。巨人織田スカウトは「いい球は、たくさんあった。当然、上位候補としての評価は変わりません」と話した。