DeNAは、ラミレス監督の46歳の誕生日を飾れず、4連敗で7月29日以来の4位に転落した。

試合前には報道陣からバースデーケーキと、初来日した2001年産のワインを贈られ「ファンの方々からもお祝いをいただいた。素晴らしい気分。今日の誕生日を完璧なものにするためにも、しっかり勝って締めたい」と話していた指揮官だが、結果はあと1歩及ばず。それでも終盤の反撃には手応えも得た。

ラミレス監督 最後は非常にエキサイティングな展開になった。チーム全体としては、すごくベストを尽くしたと思います。

2回までに大量9失点も、中継ぎ陣が踏ん張り、終盤に反撃。特に「スモールベースボール的なところも期待できる」と2番で起用した柴田が、2号ソロを含む3安打2打点と機能。ラミレス監督は「特に9回の(中日守護神のR・マルティネスからの)タイムリー。すごくよくやってくれた」と評価した。

さらには「最近バットスピードが出ていない。ボールをコンタクトにいってしまい、当てにいって詰まっている」と分析したソトを6番で起用。すると7回に反撃ムードを高める18号2ランを放った。指揮官は「引っ張ってレフトにホームランを打ったのはよかった。どうしても内角に投げられるので、引っ張りを意識した方がいいと思っていたんだ」とうなずいた。

7月29日以来の4位となったことについては「事実として今日で4位になったが、明日勝てば3位。そこから仕切り直して、またしっかりやっていきたいと思います。いつも言っているけど、連敗の後には必ず連勝がある」。最後まで前向きに戦い抜く。【鈴木正章】