9月末に支配下登録された阪神横山雄哉投手(26)が4日、1軍に合流した。甲子園のグラウンドに足を踏み入れ「懐かしさがありましたし、緊張感もありますが、やってやろうという気持ちです」と決意を新たにした。

この日、矢野監督にあいさつをすると「まずはここまでお世話になった方々に感謝の気持ちというものを込めて投げるように。結果はあとからついてくるものだから、まずはそういった気持ちを持ってやりなさい」と声を掛けられたという。

横山は14年にドラフト1位で入団。通算3勝を挙げるも、18年に左肩の手術を受け、19年に育成契約に。今季はウエスタン・リーグで主に先発として13試合に登板して防御率3・26の成績を残し、支配下登録を勝ち取った。「僕自身も監督に言われたような、お世話になった方々に感謝の気持ちを持って投げる姿を見せたいと思ってやっていたので、そういった気持ちをマウンドで表現できればと思います」。当面は中継ぎ待機となる見込み。苦しい時を支えてくれた人たちのためにも、感謝の思いとともに1軍で活躍する。