阪神が大拙攻で宿敵に連敗した。3イニングで満塁機があったが、奪った得点は大山の押し出し四球による1点だけ。再三のチャンスを生かせず、首位巨人に今季最大の13・5ゲーム差をつけられた。サンズとボーアの不調も気がかりだが、高橋を中5日で立てる5日こそ、意地の勝利を見たい。
◇ ◇ ◇
今季最多2万904人が集客された甲子園で、虎党のため息が充満した。矢野監督の言葉も沈むのも無理はない。「(チャンスで)1本でも2本でも。一気にいかないと、当たり前だけど流れが来ない。それに尽きると思います」。打線が3度の満塁を含む1、3、5回の得点機で大拙攻を演じた。
◆1回0点 1死二、三塁でサンズが捕邪飛。2死満塁ではボーアが一ゴロに倒れた。
◆3回1点 無死二塁から3者連続四球(3人目の大山は押し出し四球)で1点。だが、戸郷→大江にスイッチされ、ボーア三振、原口一邪飛、小幡三振で同点にも追いつけなかった。
◆5回0点 無死二塁からサンズ三振後、1死満塁に。原口一邪飛、小幡投ゴロで無得点。
巨人投手陣の9四死球の乱調も生かせず、奪った得点は押し出しによる3回の1点だけでタイムリーなし。残塁は13を数えた。
気がかりはサンズとボーア、2人の無安打が止まらないことだ。サンズはこれで24打席連続無安打、ボーアは17打席連続ノーヒットとなった。サンズは7回に左手に死球を受けたため、9回の打席は代打が送られた。8、9回の守備に就いたが、負傷の程度も気になるところ。矢野監督は、2人の不振について「もちろんランナーを置いて、かえしてくれというところの打順。かえせないわけやから。苦しいね」。もちろん、7番捕手で先発オーダーに組み込んだ原口の好機での凡退も痛かった。
連敗で宿敵巨人とは今季最大の13・5ゲーム差が開いた。「明日、頑張るしかない。目の前の試合を全力でいきます」と矢野監督。このまま引き離されてばかりでは、悲しすぎる。【松井周治】
◆最大差逆転V 阪神が巨人に敗れ、首位とのゲーム差が今季最大の13・5差に開いた。セ・リーグの最大ゲーム差逆転優勝は、08年巨人の13差。プロ野球の過去最大差逆転Vは63年西鉄の14・5差。



