6日ロッテ戦(ZOZOマリン)に先発予定のオリックス山本由伸投手(22)が5日、今季8勝目を狙う。この日は大阪・舞洲の球団施設で最終調整を行った。

ここ7試合連続でQS(クオリティー・スタート)を達成しており、安定感は抜群。「(シーズン中盤の)不調の期間に感じたことのおかげで今、好調がキープできていると思います。不調の期間は、体調が違ったり、時間がたってイメージも変わっているのに、同じように投げようとしていました。今は柔軟に考え、自分のコンディションとバランスを見て、フォームを整えるようにしています」と調子の良さを語った。

今季は15試合に登板して7勝3敗、防御率はリーグトップの2・43。2年連続での最優秀防御率のタイトルも視界に入る。「今回は状態もかなりいいですし、頭の中も冷静に整理できているので、思い切って投げるだけです。数字もよくなってきているので、シーズンが終わったときにより多くのタイトルがとれるように目の前の試合を全力で頑張っていきます」。野望に向かって突き進む。【真柴健】