ドラフト候補同士の投げ合いはJR東日本の伊藤将司投手(24=国際武道大)が9回を1安打完封とほぼ完璧な投球で制した。

敗れたNTT東日本の佐々木健投手(24=富士大)は5回1/3を被安打2の2失点、6奪三振2与四球の投球。自己最速タイの152キロもマークした。

伊藤は「向こうもプロ注目のサウスポーなんで、いいライバル関係。意識はしていた。勝ててよかった」と安堵(あんど)の表情を見せた。

スタンドには10球団のスカウトが視察に訪れた。西武の渡辺久信GMは「2人とも大学時代からよく見ている。剛(佐々木)と柔(伊藤)だね。佐々木は指にかかった時の直球が素晴らしい。そこが魅力。伊藤は投球術に優れている印象」とコメントした。