ソフトバンクは7日、奈良県生駒市の近大グラウンドで、阪神、巨人などが今秋ドラフト1位候補に挙げている近大・佐藤輝明内野手(4年=仁川学院)と約30分の面談を行った。

福山龍太郎アマスカウトチーフ、宮田善久アマスカウトチーフ補佐、担当の稲嶺誉スカウトの3人が訪れ、福山アマスカウトチーフは「走攻守で大柄な割に脚力もある。40盗塁を目指したいと話していた。走塁への意識も備わっている」と評価した。現在、三塁には熱男こと松田宣浩内野手がいるが「次世代のチームにマッチする選手と考えている」と、もし獲得すれば、松田宣の後継者として三塁で使いたい考えを明かした。佐藤はこの日もフリー打撃で柵越えを連発。王貞治球団会長もすでに佐藤の映像をチェックしており、福山アマスカウトチーフは「(長距離打者が好きな)会長も大好きでしょうね」と笑った。「まだ1位を(正式に)決めるのはこれから」とした上で、「チームの一番大事な、打てる野手として高い評価をしています」と有力候補の1人となっている。

ソフトバンク柳田の広島経大時代との比較を問われると「彼(佐藤)の方がパワーにおいては魅力があるのかな」と語った。