阪神の助っ人コンビがお目覚めの競演だ。3点リードの6回、先頭ジェリー・サンズ外野手(33)のバットから快音だ。

広島野村のスライダーをとらえると、左翼席に一直線。9月11日広島戦(甲子園)以来、約1カ月ぶりのアーチを放った。前日7日に29打席連続無安打で止めたばかり。「西が頑張ってくれていたから、1点でも多くの追加点を取りたいと思って打ったよ。良いバッティングができたね」と話した。その直後にはジャスティン・ボーア内野手(32)も続いた。内角高めカットボールを強振すると、今度は大きな放物線を描いて右翼席に吸い込まれた。9月25日ヤクルト戦(神宮)以来の今季16号ソロ本塁打。6日の同カードまで19打席連続無安打と不振だったが「(右翼後方に見える大型スーパー)コストコを見ながら打席に立つことができたよ。コストコまでいかなかったけど、良い打球だったね」とおどけた。サンズとボーアは来日初の2者連続アーチで、今季3度目のアベック弾となった。