土壇場にヒヤリとしたが中日が今季最多の6連勝を飾った。5点差のリードで9回に5番手藤嶋が鈴木誠に23号3ランを被弾。しかし守護神R・マルティネスが4番松山から無失点で切り抜け、勝利を引き留めた。

6回途中で3失点の先発ロドリゲスから継投策へ。1点リードの6回1死一、三塁でバトンを受けた谷元がホームを踏ませず危機を脱出すると、3番手福も無失点で26HPをゲット。4番手祖父江も8回を4人無失点でリーグトップの27HPを挙げた。守護神へのリレーで、6回終了時にリードした展開では33連勝。祖父江は「こういう記録が続くのはいいこと。1試合でも伸ばせるようにチーム全員で戦っていきたい」と、喜んだ。

連勝街道をひた走り、中日の貯金は16年5月10日以来の「4」に。与田竜では最多貯金となり、3位阪神とのゲーム差1・5を守った。与田監督は「(数字が並ぶのは)いいこと。でもそこ(数字)と戦っているわけじゃない」。8年ぶりのAクラスへ、残り19試合へさらに気を引き締めた。【伊東大介】

▽中日ロドリゲス(6回途中3失点で3勝目) 3点取られたが、何とか試合を作る事はできた。ピンチを作って交代してしまい谷元さんに申し訳なかった。

▽中日谷元(6回1死一、三塁でリリーフし、2人でピシャリ) 同点まではしょうがないとマウンドに上がった。ゼロで帰れたのは出来過ぎだが、今のチームの勢いだと思う。

▽中日祖父江(8回を抑え、27HPでリーグ1位をキープ) 打たれても、抑えてもチームのために全力を尽くすだけです。

▽中日R・マルティネス(リーグ1位タイの20セーブ) チームがリードしている場面で投げさせてもらっているので、勝利で終われるようにしていきたい。

▽中日遠藤(マルチ安打、マルチ打点) 連勝中のいい流れに乗って試合に入れた。明日の試合も大事になるので、自分だけではなく、チーム全体で気を引き締めて臨みたい。