最速152キロ右腕の智弁和歌山・小林樹斗投手(3年)が、広島に4位指名を受けた。

母校の会議室で会見に臨んだ右腕は「指名をいただいてうれしいの一言。ホッとした」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

19年夏、甲子園3回戦の星稜戦で、現ヤクルト奥川恭伸投手(19)と投げ合った。敗れたが同年の国体で変化球の握り方などの助言を受けた。野球に対する貪欲な姿勢を貫いた結果、今夏の独自大会で初めて150キロ台に到達した。

実力でつかみ取った夢への切符に、未来の大エースは「勝てる投手になることを第一に考えている。どこで任されても勝てる投手になっていきたい」と意気込んだ。