ロッテのチェン・ウェイン投手(35)はまたしても好投が報われず、2敗目となった。

シーズン終盤の先発要員として大きな期待を受け、10月4日に入団会見を行った。14日の楽天戦(ZOZOマリン)は6回2失点、21日の西武戦(メットライフドーム)は6回1失点。今季は台湾で苦慮しながら調整を続けてきたが、しっかりと試合を作った。

この日も最速151キロと球が走った。ソフトバンク栗原に本塁打され「失投が2球だけありましたが、それが失点につながってしまったのは一番やってはいけないこと」と自分を責めたが、8回4安打2失点で先発投手の役目をしっかりと果たした。

打線が助けられないのが全てだ。チェン・ウェインがマウンドにいる時は、これで3戦21回でわずか1得点。井口監督も「3試合とも援護できていないので申し訳ない」と完投した左腕をおもんぱかる。新戦力がソフトバンク打線を抑えたことは、CSに向けてのプラス材料だ。それだけに、冷え込み続ける打線の奮起が待たれる。