広島がドラフト1位で指名したトヨタ自動車・栗林良吏投手(24=名城大)が2日、愛知・豊田市内のトヨタスポーツセンターで、球団側からの指名あいさつを受けた。ドラフト会議から1週間が経過。佐々岡真司監督、田村恵スカウト課長、担当の松本有史スカウトらと約30分間にわたり、面談が行われた。

栗林は初めて対面した指揮官の印象について「落ち着いているというか、プロ野球を経験されている方なので、すごく大きく見えるというか、偉大な方なんだなという感じがしました」と感銘を受けた様子。佐々岡監督は「いろいろ話をさせて頂いて、期待している中で、本当にたくましく思いましたし、チームに入って、一緒に練習したいなと思いました」と語った。

佐々岡監督も同じ、社会人を経てプロ入り。栗林は「佐々岡監督自身も1年目から最初先発でやって、途中からリリーフという形で、いろんなポジションで活躍されている。どこにこだわるとかもないんで、同じような活躍ができればなと思います」と力を込めた。

佐々岡監督は栗林について「本当に気迫にあふれている。バッターに向かって投げる姿というのはね。当然先発もですけど、抑えでも、できるんじゃないかなという投球スタイル。でもキャンプに行っていろいろ見ながら、息の長い選手になってほしい」と期待を寄せた。