楽天からドラフト3位指名を受けたENEOS・藤井聖投手(24)が2日、川崎市内の同社野球部合宿所で後関スカウト部長、担当の部坂スカウトから指名あいさつを受けた。

キレのある直球が持ち味の左腕。部坂スカウトからは「打者が分かっていても前に飛ばない真っすぐが魅力。DeNAの今永投手のようなタイプ」と評された。

指名あいさつを受けた藤井は「身の引き締まる思いです。期待されているなと思ったので、これから頑張っていきたいと思います」とプロへの1歩をかみしめた。

東洋大時代はDeNA上茶谷、ソフトバンク甲斐野、中日梅津と同期。「1年目から大活躍していたのはずっと見ていました。2年前に彼らが指名を受けた時に2年後は必ず自分が、と思ったので、その思いだけは忘れずにずっとやっていました」。ドラフト後に3人とは連絡をとり「おめでとう」と言葉をもらった。

「彼らに負けないように自分は全力でやっていくだけだなと思います」とライバル意識を燃やし、プロで対戦したい打者にも東洋大で同期のオリックス中川を挙げた。