阪神梅野隆太郎捕手(29)は「福留魂」を継承して戦う。6日は甲子園で練習。退団が発表された福留について「気持ちの面で、すごく助けられることが多かった。野球でいろんな引き出しをくれた先輩でした」と感謝した。
厳しさのなかに温かさがあった。「自分が2軍に落ちるときに、東京だったかな? 4、5年前くらい」。2軍降格を知った福留が梅野の遠征ホテル自室のドアをノックしてきたという。そして「今までやってきたことは絶対に無駄じゃないし、いまからやることも無駄じゃないから、2軍生活に慣れないように。早く1軍で活躍するという気持ちを常に持ちながら、2軍の生活を一生懸命取り組んで頑張ってこい」と励まされた。まだ正捕手を奪う前の後押しだった。
シーズンの長丁場で戦うヒントも授かった。「ホームもビジターも毎回、同じ体調で臨めるわけじゃない。その時に合った練習、打撃の構えやそういう細かいことを」。日々の練習での工夫を学んだ。
前日5日ヤクルト戦は決勝アーチ。9月に右腹斜筋負傷で離脱もあったが今季は残り3試合。「何かを戻そうとするんじゃなくトライする、先に進もうとする気持ちをね」。偉大な先輩と同じく、前のめりに20年を完走する。



