右打者史上最年少で2000安打を達成した巨人坂本勇人内野手が、東京ドームで記者会見を行った。一問一答は以下の通り。
-今の心境は
「まあ本拠地で決めたいという気持ちもありましたし、すごく緊張してたんで、あの1打席目に決められて本当にほっとしましたね」
-緊張はいつごろから
「広島の時くらいから、まあメディアの方にはあまり意識しないと言っていたんですけど。3本、2本くらいになった時からすごく、昨日もすごく緊張しながらプレーしていたんで。本当は昨日決めたかったなと思いながら、今日を迎えました。今日打てなかったら怖いなと思いながら、朝を迎えました」
-今シーズン中に、できれば本拠地でという思いが強かった
「シーズンに入った時にはそういう気持ちはなかったんですけど、数字が減っていって、ちょうど本拠地で、ファンもたくさん入れるようになって。そういうタイミングがね。2試合で2本という、意識しないつもりでも、はい。ファンの方もすごく意識したと思うので、すごく久々に緊張しました」
-6月の開幕事にはお客さんがいなかった。ファンの力、感謝などは
「やっぱり1人でも多くの方の前でプレーするのがプロ野球の一番の、プレーヤーとしてのいいことだと思うので、やっぱり最初は無観客で始まって、すごい寂しいグラウンドでプレーしたんですけど、本当に医療従事者の方たち、関係者の方たちのおかげで今日を迎えられたと思っています。本当に全ての方に感謝したいなと思います」
-3000安打という声も
「本当にありがたい言葉をいただいて、次の目標はそういう風になっていくと思いますけど、今までも1試合1試合、打席に立つときにヒット打ちたいと、その気持ちだけで今日の2000本という数字まで来られたので。1日1本1本という気持ちっていうのは引退するまで、変わらないと思う」
-2001安打目がとてもうれしかったと原監督が言っていた
「やっぱり今日1打席目でヒットが出てホッとした気持ちもありましたけど、その次の打席が大事だなと思いながら、打席に入っていたんで。今後もどれだけヒット重ねようが、打席で打ちたいという気持ちは常に持ってやらないといけないなと今日あらためて感じました」
-1打席を大事にというのは誰から
「若い時は、自分の調子の悪い、良いで、おろそかにしている打席は多かったと思うんですけど、やっぱりキャプテンになって、若い選手が増えている中で、そういう姿を見せてはいけない。1打席、1球に対する気持ちは今後も大事にしてきたい。そういうふうに思っています」
-最も印象に残るヒットは
「うーん。1本目のヒットもそうですけど、今日の緊張感の中で打てた2000本目か。どっちかですかね」
-2000安打達成を誰に報告したい
「まずはやっぱり両親に。今日、父親が来てくれていましたけど、いい姿を見せられてよかったと思いますし。あとは母親にも、オフになったらお墓参りに行って、2000本打ったよと報告したいと思います」
-(亡くなった)お母さん、どこかで見ている。大きな存在だと思いますが。
「まあ僕が1軍で活躍する姿というのを1回も、1軍で1本もヒット打っている姿を見ないまま亡くなってしまったんですけど。どこかで見てくれてると思って。一番、小学生のころから応援してくれたのは母親なので、今日の2000本もどこかで見てくれているのかなと思います」
-個人的に、次に達成したいことは
「3000という数字はもちろんあるんですけど、まだまだ何も実感もわかないような数字なので、2500っていう数字をまずは次の目標にして、1本1本やりたいなと思います」