来季の去就が注目される阪神ロベルト・スアレス投手(29)が12日、メキシコに帰国した。今季から加入したスアレスは開幕から守護神を務めた藤川の離脱でストッパーを任されるなど51試合に登板。3勝1敗25セーブ、防御率2・24の安定感でセーブ王のタイトルを確定させた。

メジャーの複数球団が獲得に興味を示しているとみられるが、阪神は契約継続を目指す方針。スアレスは「もちろんタイガースに残りたい気持ちはすごくある。でも自分だけの問題ではなくなるので。そういう意味ではしっかり(答えを)見つけ出したいなと思います」と含みを持たせた。

また、残留が基本線となっているジョン・エドワーズ投手(32)、ジョー・ガンケル投手(28)、ジェリー・サンズ外野手(33)、ジェフリー・マルテ内野手(29)も同日、帰国した。

 

▽阪神エドワーズ 初めての日本でいろんな文化であったり、1つ1つのことが刺激的でいい時間を過ごせました。機会があれば、もちろん甲子園に帰ってきたい。素晴らしい球場でファンの方に声援をもらって投げるのは楽しかったので、ぜひ戻ってきたい。

 

▽阪神ガンケル (投球は)波があったりしたけど、最終的に日本の野球に慣れることができた。自分で調整して、最後はいい形で終わることができた。僕は学ぶことが好きだし、日本の野球というものをすごく楽しく学ぶことができました。

 

▽阪神サンズ チームが勝つこと、勝利に貢献することが一番努力してきたこと。そういう面ではすごい良かったと思っています。個人的には(契約が)これからどうなるか分からないけど、チームの勝利に貢献できるように、もっと頑張れたらいいなと思ってます。

 

▽阪神マルテ 来年こそは一番上の高い位置にいたいと思う。自分自身としては、早い段階でケガをしてしまって情けない。非常に悔しい。しっかり健康でいれば、貢献できる自信はある。もし、来年もチャンスをいただけたら、チームに貢献したい思いは強くある。