大ケガからの完全復活を目指すヤクルト奥村展征内野手(25)が、代打で犠飛を放った。

1-6で迎えた6回1死一、三塁、代打で中犠飛を放ち1打点をマークした。この日から視察に訪れていた高津臣吾監督の前で結果を出し「(犠飛は)たまたまです。高津監督が視察に来ていることは頭にありました」と話した。

春季キャンプ中の練習で右膝を負傷。3月に手術を受け、長いリハビリを経て今月から実戦に復帰した。この日から走塁も解禁になる予定だったが、8回途中で降雨コールドになったため機会がなかった。

完全復活へ1歩ずつ近づいており「手応えはまだまだですが、(試合出場は)うれしい気持ちが強いです」と笑顔だった。

練習中に、奥村に声をかけた高津監督は「プレーできなかったことがすごく悲しかったり、リハビリ期間はすごい大変だったと思う。ケガをして野球ができなかったつらさを味わった強さというのを、来年以降に発揮してほしい」と期待した。