目指せ阻止率4割! 秋季練習に参加している阪神梅野隆太郎捕手が投手との密なコミュニケーションで来季の盗塁阻止力アップを誓った。「共同作業でスチールに関しては頑張っていきたいなと。ピッチャーと寄り添ってやっていきたい」。この日の盗塁練習では、投手の秋山、青柳と連係し、原口とともに二塁送球練習を繰り返した。

今季の梅野の盗塁阻止率は3割3分3厘。昨季の3割7分から数字を落としたが、藤井バッテリーコーチは「刺しにいかない場合とか、本人にも迷惑をかけたところもある」と作戦面での兼ね合いを考慮。投手とともにレベルアップを図り、来季は初の阻止率4割へ「いってほしいですね」と期待をかけた。

今季は馬場、小川ら経験の浅い投手も数多く登板した。梅野は「ピッチング技術だけじゃなく、チームプレー、サインプレーもつめていかないと。数多く自分がやっているからこそ、お互いのキャッチボールをしていきながら」と話す。来季へ向けて積極的に意思疎通を図り、共同作業の質を高めていく。「そういうのが出来たら、自然と絶対数字は上がってくると、自分では信じてやっている」。強固なバッテリーで盗塁は許さない。【磯綾乃】