侍ジャパン稲葉監督がソフトバンク周東の“スペシャリスト”からの大飛躍を認めた。27日、宮崎でのフェニックス・リーグで日本ハムの指揮官として中日と対戦。接戦を制し、東京オリンピック(五輪)に向けた1年ぶりの予行タクト2戦を無敗で終えた。

8回1死一、二塁では、二走に代走を送って追加点につながり「とにかくもう1点、どうしてもほしい場面だったので思い切って動いてみた」と振り返った。

五輪本番でメンバー入りすれば周東をコールする可能性のある場面だ。昨年11月のプレミア12ではスペシャリストとして大抜てき。今季はソフトバンクでもレギュラーを獲得し、盗塁王となった。課題の打撃も向上しており「この1年大きく成長した選手じゃないですか。頼もしく思う。来年、警戒される中で、どう成長していくか楽しみに見ていきたい」。プレミア12より4人少ない24人の精鋭で臨む東京五輪。侍フェラーリ周東の成長曲線が選考の幅を広げる。