巨人と阪神は30日、山本泰寛内野手(27)の巨人から阪神へのトレード移籍について合意に達したと発表した。

金銭トレードで阪神に移籍する山本は、球団を通じて「5年間という在籍期間でしたが、リーグ優勝など多くのことを経験させてもらい、学ぶことができました。多くのファン、大観衆の中でプレーできたことを本当に誇りに思っています。来年からも伝統ある球団でプレーできることを楽しみにしていますし、ジャイアンツで学んだことをさらにレベルアップして、タイガースに貢献できるよう、精いっぱい頑張ります」とコメント。今季は1軍出場はなかったが、イースタン・リーグでは61試合に出場し、打率2割8分2厘、3本塁打、32打点、4盗塁を記録。守備では内野全ポジションで出場するなど、ユーティリティー選手として存在感を発揮していた。

巨人からのトレード移籍は、池田駿投手、高田萌生投手(ともに楽天)、沢村拓一投手(ロッテ)、田中貴也捕手(楽天)に続き今季5人目となった。

◆山本泰寛(やまもと・やすひろ)1993年10月10日、東京生まれ。慶応高から慶大に進学し、15年ドラフト5位で巨人に入団。内野全ポジションをこなすユーティリティープレーヤー。プロ5年で通算186試合に出場し、打率2割3分4厘、3本塁打、22打点、5盗塁。176センチ、76キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2600万円。