ソフトバンクを退団した内川聖一内野手(38)が11日、ヤクルトと正式契約を結んだ。背番号は「7」、1年契約で年俸は5000万円。緊張した面持ちで「ヤクルトにお世話になるのが、僕のプロ野球選手にとって最後の道になると思う。お世話になった球団(横浜、ソフトバンク)に咲かせてもらったものを還元できるといいと思うし、もうひと花、自分で咲かせたい」と明かした。

交渉解禁となった7日午後、すぐに球団から電話があった。今季は1軍出場ゼロ。この悔しさは「内川を取って良かったと言ってもらえるように、頑張らないといけないなと思います」と来季への決意となった。子どもからは「来年はパパの応援に行って、みんなで傘を振れるね」と送り出されたという。セ・パ両リーグで首位打者を獲得したベテランは「得点を増やして、ファンのみなさんに傘を振ってもらって、喜んでもらえる形をつくれれば」と話した。