ソフトバンク甲斐野央投手(24)が14日、福岡市内の球団事務所で契約交渉に臨み1200万円ダウンの年俸3800万円でサインした。

屈辱のシーズンだった。今春のキャンプ中に右肘を痛めた。ルーキーイヤーの昨年は65試合に登板。2勝5敗、8セーブとフル回転。守護神森の不調時には「抑え」も務めるなど大車輪の活躍を見せたが、2年目は暗転。右肘痛の影響で1軍登板はなし。リハビリ生活を余儀なくされた。シーズン通して右肘の状態は思わしくなく、12月4日には右肘関節、鏡視下関節形成術を受けた。

「去年は1年間、日本一にも(プレミア12で)世界一も味わせてもらった。今年は1軍で1試合も投げられなかったが、今後には絶対にプラスになると思う」と大幅ダウンも素直に受け入れた。「今年は本当に悔しい思いをしたけど、1軍の舞台に戻られるように1日1日を大切にしていきたい」。この屈辱は3年目の来季にしっかりと晴らすつもりだ。(金額は推定)