阪神岩貞祐太投手(29)が18日、兵庫・西宮市内で契約交渉に臨み、1500万円増の年俸4700万円でサインした。

今季は序盤に先発から中継ぎへ配置転換され、38試合登板(先発は8試合)で7勝3敗8ホールド、防御率3・30。「自分自身が生きる道が1つ増えたかなと思います」。9月下旬に新型コロナウイルス感染で離脱したが、新境地に足を踏み入れ、ブルペン陣に欠かせない存在となった。

来季は投手主将としてさらなるフル稼働が期待される。「やるからにはやっぱりホールドがついたり大事な場面を投げていきたい。岩崎にしてもスアレスにしても強力な後ろがいる。そこにつなげる7回に投げる投手になりたいなと思います。ホールド数は今季の倍以上はいきたいなと思う。それ以上にチームが苦しい時、ピンチの時に呼ばれてマウンドに上がれるような存在になりたい」と自覚をにじませた。(金額は推定)