オリックスのドラフト1位福岡大大濠・山下舜平大(しゅんぺいた)投手(18)が愛称「ペーター」をお願いした。

「周りの友達が『ペーター』と。あだ名です。(ファンにも)呼びやすいように呼んでほしいです」。名前をもじったニックネームだが、ペーターといえば人気アニメ「アルプスの少女ハイジ」に登場する少年が想像に浮かぶ。山下も「はい、知ってます!」と笑顔。“オリのペーター”で売り出す意気込みだ。

この日は大阪・舞洲の球団施設を見学。「とてもきれいで、トレーニングルームも充実していた」と目を輝かせた。球団トレーナーからは「新しいストレッチも教えてもらった。初めて見たメニューだったのでやってみようと」とプロの世界に興奮気味。自主トレで訪れていた「T-岡田さん、伏見さん、宮城さんにあいさつができました」と、最速165キロを目指す夢を持つ右腕は刺激たっぷりの一日となった。

右も左も分からない高卒1年目。1学年上のドラフト1位の先輩に、“教えて宮城~さん”を地で行く。「今日は何も聞けなかった。プロ野球選手のあり方だったり、(野球界の)ルールとかもあると思うので」。ペーターが早期の1軍マウンドを狙う。【真柴健】