ロッテ東條大樹投手(29)が22日、来季の契約交渉を行い、300万円減の年俸2700万円でサインした。

「勝っている場面での登板の確率があまり良くなかったという点ですかね」と声を落とした。

プロ5年目の今季は7月下旬に失点を重ね2軍調整となったが、8月中旬の1軍復帰後は24試合でわずか2失点(自責点は1)と、安定感を見せた。「(シーズン)前半は少し小手先というか、そういった部分があったんですけど、もうちょっと大胆にと心がけて後半は投げました」。

サイドスローからの大きなスライダーを武器に、楽天浅村ら右の主軸との対戦機会も多い。「相手の主軸なので、すごい大変な場面なんですけど、そこを抑えたらこっちに流れが来るし、打たれたら一気に向こうにいっちゃうので、すごく重要な局面で投げさせてもらってるなというのは感じましたね」と振り返り「経験値は増えたと思います」と収穫も手にしたようだ。(金額は推定)