21年シーズンのブレークが期待されるイチオシ選手を各球団の担当記者が紹介します。DeNAからは細川成也外野手(22)です。

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今季のDeNA注目選手は、高卒5年目を迎えた細川。ポスト筒香の呼び声高い右打ちのスラッガーで、プロ1年目に初打席初本塁打を放った「持ってる」男が、素材を開花させる。

年々、着実に力を付けており、昨季イースタン・リーグでは13本塁打、53打点、出塁率4割4分8厘と3部門のタイトルを獲得。「打点はチームに大きく貢献できたのでとてもうれしいです。四球をより多く取れて、2ストライクから低めのボール球を見られたのが大きな変化です。来季は1軍でレギュラーを取って活躍できるように頑張ります」と意欲を見せている。

昨季、佐野を新キャプテン&4番に大抜てきし、首位打者獲得にまで導いたラミレス前監督も「彼は本当にスラッガー。1軍でも40本打つ能力は間違いなくあると思う」とポテンシャルを高評価する逸材。シーズン最終盤の2試合で4番に座るなと“英才教育”も施されている。

昨季、1番中堅を務めた梶谷がFAで巨人に移籍。左翼佐野と右翼オースティンは当確で、残り1枠を俊足巧打の神里らと争う。持ち前の打撃で、定位置をつかみに行く。【鈴木正章】

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