中日ドラフト1位の高橋宏斗投手(18=中京大中京)が5日、名古屋市内の母校グラウンドで自主トレを公開した。

1年目の目標に「プロ初勝利」を掲げたルーキーは昨季新人王を獲得した広島森下のカーブとチェンジアップを新球に加えたことを明かした。

「目標にしている森下投手のカーブは投球の幅が広がり、有効に使っていると感じていたので自分も目指してみようと思いました。(チェンジアップも含め)スロー映像を見て勉強をしました」。昨夏の大会を終えてから取り組み始めたという森下カーブの手応えは「カウントも取れるし、空振りも取れると思う」と上々の様子。最速154キロの更新にもこだわりはあるが「1球160キロが出たとしても常時145キロでは意味がない。常時150キロを超えるというのも目標」と世代NO・1を目指す右腕は勝てる投手になることを最優先する。

年末年始も休むことなく、新年2日から母校で始動。4日にはマウンドに立ち、この日はセンバツ出場を確実にしている後輩たちの初練習に参加し、力強いキャッチボールも披露した。9日からは新人合同自主トレが始まる。プロ本番へ準備は万全だ。【安藤宏樹】