広島野間峻祥外野手がレギュラー再奪取と盗塁王争い参戦を誓った。今オフは課題の打撃向上とともに、瞬発系のメニューを多く取り入れてきた。昨年末に取り入れた初動負荷トレーニングで可動域の広がりや関節周りの動きやすさを実感。手応えを得た。「代走で出るのもいいですけど、自分で打って相手にプレッシャーをかけて、チームのためにやりたい。足でやっていかないといけない選手なので、そこをできるようにしたい」。

18年には17盗塁、19年には盗塁成功率8割7分5厘を残した実績はある。課題の打撃を磨いて出場数が増えれば、盗塁数は自然と増す。「盗塁王の争いに食い込んでいけるように。セ・リーグだったら30盗塁が盗塁王を狙うボーダーラインになると思う。その辺はクリアできるようにしたい」。レギュラー取りは通過点。持ち味の走力を武器に、広島の機動力復活のけん引役を目指す。