新型コロナウイルス感染症のPCR検査で陽性判定を受けていたソフトバンク東浜巨投手(30)が2度の陰性判定を受け、16日から筑後市のファーム施設で練習を再開した。室内練習場でウオーミングアップ、体幹トレーニング、キャッチボールなどをこなし、サブグラウンドでポール間のジョギングで汗を流した。

東浜は昨年12月21日にPCR検査を受け、同24日に陽性判定。2週間の隔離期間後に、球団が定める2度続けての陰性判定とならずに隔離期間が延びていたが、15日にようやく2度続けての陰性が出て、この日リハビリ組として練習に参加した。「関係者にご迷惑、心配をかけてしまった。チームスタッフにも陽性判定が出てしまったことも申し訳ないと思ってます。自分としては戻ってこられてホッとしているし、ここからがスタートだと思っている」と話した。症状としては「味覚と嗅覚がなくなっていた」という。なんとか食事だけはしっかりとって体重を維持。昨年4月の自粛期間にそろえていた器具など、自宅でトレーニングの日々を送った。昨年12月24日以来の練習とあって「思ったよりは動けた」と白い歯を見せた。

今月末まではリハビリ組での練習となるが「開幕まであと2カ月少しあるので、焦らず急いで体を作っていきたい」と前を向いていた。