ソフトバンク高橋礼投手(25)が26日、福岡・筑後市のファーム施設で練習し、メジャー投手直伝のカーブ習得で今季先発復帰を誓った。5日から15日まで、関東で楽天牧田、西武与座とアンダースロー3人で自主トレを行ったが「いろんな話を共有して教えてもらった。牧田さんの90キロ台のカーブが投げられれば、先発で幅ができる」と、大きな収穫があったことを口にした。

一昨年は先発で12勝を挙げて新人王を獲得したが、昨年は開幕前の故障で先発入りを逃した。中継ぎでチーム最多の52試合に登板し、経験も積んだ。「カーブは制球力が課題だった。昨年は中継ぎで(カーブを)練習することができなかった。今季に向けて緩急をつける投球ができれば、先発には有効だと思う」ともくろむ。

2年越しのラブコールを実らせて憧れの牧田との自主トレが実現し「リストも使えているし、下半身も使えていると感じた」と手応え。この日のブルペンで50球を投げたが、半分以上の約30球ほどがカーブだった。カーブは「まだ10%くらい」というが「徐々にものにしていきたい」と時間をかけて「牧田カーブ」を自分の武器にするつもりだ。

先発復帰を目指す今季、アンダースロートリオでの自主トレでレベルアップしたホークスのサブマリンが再び先発として輝く。【浦田由紀夫】

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