楽天のキャプテン茂木栄五郎内野手が、共闘を心待ちにした。29日、オンラインで取材対応。

田中将とチームメートになったことに「正直、テレビの画面越しに見ていた方なので、同じチームでプレーできることは光栄ですし、うれしいですし、すごくワクワクしています」と言葉を躍らせた。田中将の24連勝の奮闘で、球団初の日本一となった13年は早大2年。昨季、銀次から引き継ぎ、人生初の主将に就任。8年の時を経て「一緒に東北を盛り上げていきたいですね」と同じユニホームに袖を通す。

昨季は故障でキャンプを離脱。延期後の開幕には間に合ったが、シーズン終盤に腰痛を発症し73試合の出場にとどまった。今オフは広島田中広、ロッテ中村奨らと合同自主トレを実施。体調次第でウオーミングアップ後に技術練習を行わずリカバリーに励む日もあった。「勇気を持って休むことも大事だと思った。毎年のように離脱しているので、大きなけがなく1軍で活躍し続けたい」と力を込めた。【桑原幹久】