まもなく球春到来。無観客でのキャンプインが2月1日に迫る中、12球団の担当記者が各チームの戦力を紹介します。昨季セ・リーグ6位のヤクルト編。
【戦力分析】
高津監督体制の2年目、2年連続最下位からの脱出が課題になる。昨季、国内FA権を取得した投打の要である山田、石山、小川がそろって長期契約で残留したことが、最大の補強。山田は志願して主将にも就任し、自らの打撃でチームを引っ張り、4年ぶりのトリプルスリー達成も狙う。助っ人はメジャー通算77発の大物サンタナ、中距離砲のオスナを獲得した。
外国人野手2人体制は4年ぶりで、球団の今季にかける本気度が伝わってくる。ソフトバンク戦力外の内川も獲得し、充実の打撃陣で臨む。
課題の先発投手は、2年目奥川や大卒の新戦力である木沢、山野に期待。先発に転向する寺島や、ケガから復活した金久保ら若手の底上げがチーム浮上の鍵になる。
【予想スタメン】
1番中堅 塩見
2番二塁 山田
3番左翼 青木
4番一塁 村上
5番右翼 サンタナ
6番三塁 オスナ
7番遊撃 西浦
8番捕手 中村
【主力投手陣】
◆先発 小川、石川、奥川、木沢
◆中継ぎ・抑え 長谷川、梅野、清水、石山