若手がガチンコサバイバルだ。春季キャンプ2軍スタートの巨人の2年目右腕、太田龍投手(22)が「ドラゴンボール」復活でスタートダッシュを誓った。2月8日には1軍対2軍の対抗戦も予定されており、登板機会をつかむためには、同1日のキャンプ初日からのブルペン入りは必須。「直球で勝負できるというのをアピールしたい」と力を込めた。今オフはJR東日本時代に計測した最速153キロの直球を取り戻すべく、米大リーグ・アストロズでトレーニング関連のアシスタントコーチを務めた経験のある林泰祐氏など複数のトレーナーの元を訪問。直球の出力アップに励んできた。

同じく2軍スタートの8年目右腕古川も5年ぶりにウエートトレーニングを再開させるなどパワーアップしており「まずは強い球でアピールしたい」とこぶしを握った。1軍スタートのドラフト1位平内龍太投手(22=亜大)らルーキーに負けじと下克上を目指す。