即戦力スラッガーがいきなりバックスクリーン直撃弾を放った。

阪神のドラフト1位佐藤輝明内野手(21=近大)が、沖縄・宜野座の1軍キャンプ初日で初フリー打撃を行い、推定飛距離135 メートル のバックスクリーン直撃弾など89スイングで9本の柵越えを放った。

矢野燿大監督(52)らも見守る中、まずは三塁側の打撃ケージに入り、右投げの小山内打撃投手を相手に34スイングで6本の柵越え。30球目にバックスクリーン直撃弾を放った。

真ん中のカーブマシンには30スイングで0本と苦戦したが、一塁側ケージでは左腕小嶋打撃投手を相手に25スイングで3本柵越えを放った。9本の打球方向は左翼2本、中堅3本。右翼4本と広角に打ち分けた。逆方向の左中間へも滞空時間の長いアーチをかけ、浜風で左打者が不利な甲子園でも、期待を抱かせた。

フリー打撃の前には、大学時代、新人合同自主トレ同様に置きティーを行うなど佐藤輝流の調整で準備した。フリー打撃後にはロングティーなどで、さらにバットを振り込んだ。