ロッテ佐々木朗希投手(19)のプロ2年目が始まった。

1日、石垣島キャンプ初日にブルペンに入り、捕手が中腰の状態で直球のみ37球を投げた。「時期の問題もありますし、何点とかは分からないですけど、ある程度よかったと思います」と振り返った。

二木康太投手(25)、岩下大輝投手(24)ら先発陣が仕上がりの早さを示した直後に、ブルペンに入った。フォームを変えた最速163キロ右腕の球は、まだうなりを上げるに至らない。「タイミングですね」とチェックポイントを挙げ、確認しながら腕を振った。

12月の契約更改。キャンプイン時の目標を問われると「もちろん理想は100ですけど」と言い「シーズンの頭に間に合えば」と続けた。最速163キロも、プロ野球公式戦での数字は全てゼロ。それでも己を強く持つ。高校時代の終わりに「自分の意思を大切に生きたい」と口にした。2年目の飛躍をイメージしながら、慌てず積み重ねる。

吉井理人1軍投手コーチ(55)も取り組みを見守る。「本当は座って投げてほしかった」としながら「気分よく投げていたのでいいかな」と、次回3日に予定されるブルペンでの進化に期待した。11日の紅白戦は、井口資仁監督(46)も「無理して合わせる必要はない」と話しており、実戦デビューは13日以降、沖縄本島などでの練習試合になりそうだ。そこまで入念に進める。「去年とは気持ちが全然違うなということを、まず感じました」。内面はしっかりたかぶっている。【金子真仁】

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