巨人ドラフト1位平内龍太投手(22=亜大)が初ブルペンで原監督をうならせた。背中に熱視線を浴びながら投じた最初のスプリット。キレよく低めに落ちる1球で指揮官を「おー」とうならせた。平内も「そのボールは良かった」と納得の表情を見せた。

投げ込んだ117球で、持ち味をアピールした。原監督に「球種がすごく多いね。実践的な投手だと思う」と言わせる上々の仕上がり。即戦力としての期待が高まる。力強い直球を6割、スプリット、ツーシーム、縦横のスライダーをそれぞれ1割ずつ投じた。今後はさらに新球カットボールの習得ももくろむ。「変化球も自分は試したりしたいタイプ。長いイニングを投げていく上で少し動くボールが生きてくるのかな」と成長を追い求める。

開幕ローテ入りへ、競争の日々だ。隣のマウンドで並んで投球した戸郷は意識する存在。「(同じ若手投手として)競っていけたら」と互いに高め合うライバルだ。宮崎の地で開幕1軍へ猛アピールし、指揮官をうならせ続ける。【小早川宗一郎】

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