コロナ禍の不安を打ち払った。ヤクルトの青木宣親外野手(39)が3日、沖縄・浦添キャンプ第1クールを終えた。「どういう感じかと自分でもチェックしたかった。問題なく調整は進むなと」と手応えを口にした。

1月の宮崎で、共に自主トレーニングを行っていた村上が新型コロナウイルスに感染。青木ら5選手はPCR検査で陰性だったが、濃厚接触者に指定され、隔離生活を送った。隔離期間中、インストラクターとリモートでトレーニング。自重で筋力や体幹を鍛えた。「日本人の選手ってどちらかというと、トレーニングの重要性を分かっていない人が多い。『ちゃんとしたトレーニングをしておけば、必ず技術の方に落とし込むことができるから』『絶対マイナスじゃないから』とずっと隔離中も言ってました」。日ごろから説いているトレーニングの重要性。LINEで後輩たちを励ましながら、できることを続けた。

スパイクを履くのも、打撃も、キャンプインが隔離期間後初めて。昼休みには山田、坂口、内川と合計通算7300安打超えのメンバーでランチ特打を行った。59スイングで安打性の打球を23球放ち、その後もティー打撃。感覚を取り戻すかのように振り込んだ。「いい感じで振れているので。自分の体を知ることはすごい重要だと思います」。開幕は万全の状態で迎える。

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