広島遠藤淳志投手(21)が3日、沖縄・コザしんきんスタジアムでの春季キャンプでフリー打撃に初登板し、快投でアピールに成功した。羽月にオール直球勝負で27球を投げ、23スイングで、安打性の打球を4本に抑えた。「リリースで出したい力がしっかり出せている。良い感覚でボールに力が伝わっていると思う」と手応え。今季初の打者相手への投球にも落ち着いていた。

原点回帰で直球に磨きをかけた。今オフは「球速以上に見える真っすぐ」をテーマに掲げ、30メートルの距離をとって、相手を座らせ強い球を投げ込む練習方法を取り入れた。高校時代に行っていたメニューで、12月から行ってきたという。右腕は「初心に帰るじゃないですけど、もう1段階レベルアップして、このキャンプに臨みたいと思っていた。それが良い結果になっているのでよかったです」と充実の表情を浮かべた。

昨季は開幕ローテーションには入ったものの、春季キャンプでは出遅れた。遠藤は「去年の失敗があったからこそ、今年良い状態で来ていると思います」と話した。この日投球を真後ろで見守った佐々岡監督は同じく力投した床田の名前も挙げ「昨年悪かった2人が今日の中ではしっかりと投げ切れていたと思う。球自体も昨年の春と比べると全然違う印象を受けた」と目を細めた。

12月から昨季途中で封印したワインドアップにも再挑戦し、手応えをつかみつつある。「キャンプでしっかり固めて、オープン戦、シーズンに臨もうと強い気持ちやっています」。今後始まる実戦へ向け「制球力をもっと安定させて、修正能力だったり、再現性を意識して投げられたらいいかなと思います」。2年連続の開幕ローテーション入りへ、好スタートを切った。【古財稜明】