阪神と日本ハム、米大リーグでプレーした新庄剛志氏(49)が12日、古巣阪神の沖縄・宜野座キャンプを訪れた。キャンプ地のグラウンドに姿を現すのは、日本ハムに所属した06年2月27日の沖縄・名護キャンプの打ち上げ以来、15年ぶりとなる。

<新庄氏の歩み>

◆プロ入り 89年ドラフト5位で阪神入り。

◆初出場 91年9月10日巨人戦。代打で初打席に立ち、中前適時打。

◆初本塁打 92年5月26日大洋戦で、1軍昇格1打席目に本塁打。

◆亀新フィーバー 同年9月16日広島戦で大野からサヨナラ本塁打を放つなどブレーク。親友の亀山努とともに、2位躍進に貢献。

◆背番号5 成長が認められ93年、前年までの63から変更。

◆開花 93年102試合に出て23本塁打。この年をはじめ、NPB通算10度のゴールデングラブ賞。

◆引退騒動 95年オフに首脳陣との対立から、突然の引退表明。後に撤回。

◆投手挑戦 野村克也監督が就任した99年春季キャンプで、投手に挑戦。オープン戦で登板も果たした。

◆敬遠打ち 99年6月12日巨人戦で、槙原の敬遠球を打ちサヨナラ打。

◆メジャー挑戦 00年オフにFAとなり、メッツへ移籍。

◆ワールドシリーズ出場 翌02年に移籍したジャイアンツで、日本人初のワールドシリーズ出場を果たしたが、エンゼルスに敗北。

◆日本復帰 03年再びメッツでプレーした後、日本ハム入りを決め日本球界へ戻った。

◆球宴で本盗 04年オールスター第2戦で、ホームスチールを成功させた。

◆引退表明 06年4月18日、東京ドームでのオリックス戦ヒーローインタビューで「今季限りでユニホームを脱ぎます」と表明。

◆初優勝 同年レギュラーシーズンを勝率1位で通過し、プレーオフ(現CS)も勝ち抜いてプロ初の優勝を決める。

◆日本一 中日との日本シリーズを制し、日本一に。引退に花を添えた。

◆バリ島移住 引退後は10年春ごろからインドネシア・バリ島に移り住む。ハンモック付きのプールのある豪邸に暮らしていた。

◆トライアウト挑戦 プロ野球復帰を目指し、20年12月7日の12球団合同トライアウトを受験。不合格に終わり、現役復帰を断念した。