阪神掛布雅之内野手が、安芸キャンプ3度目の紅白戦で大当たり。125メートル級の中越え2ランを含む3打数3安打3打点。紅白戦3試合で7打数6安打2本塁打といきなり爆発した。

白組4番で出場した掛布は、初回2死二塁で快打を飛ばすと全力疾走。打球は風にも乗ってバックスクリーン左のフェンスを越え、フェンス外側に置いてあったバッティングケージの鉄柱に当たってグラウンドに戻ってきた。

紅白初戦の第3打席から6打席連続安打という快進撃。絶好調の理由について、掛布は打撃フォームなどに関しては「よくわかりません」としたが「来た球に対し、無心で打っています」と話した。その言葉から心身の充実ぶりがうかがえる。掛布はこの年、122試合に出場し、自己最多となる48本塁打。プロ6年目で自身初の本塁打王を獲得した。