楽天田中将大投手(32)が米大リーグ・ヤンキースから復帰したことによる球団本拠地・宮城県への経済効果が、年間約57億1697万円に及ぶとの試算を17日、関大・宮本勝浩名誉教授が発表した。

年間の観客数は、黒田博樹氏がメジャーから広島に復帰した15年の観客増加率などを参考に算出。35万4526人増として入場料、宿泊費などの観客の消費額は約28億7731万円と推計した。またグッズ売上増加額は、過去の有名選手の例から約3億円と仮定。放映権やスポンサー収入などの増加額は約2億8500万円と算定した。コロナ禍で入場者数が球場の収容人数の半分に制限された場合でも、約39億960万円の経済効果があると推計。宮本名誉教授は、推定9億円とされる田中将の年俸についても「決して高いものではなく、宮城県に非常に大きな経済効果をもたらすことが分かる」とした。