西武本拠地に、ブルペン投球“砂かぶり席”が完成する。

プロ野球の本拠地では希少なブルペンが見られる埼玉・所沢のメットライフドーム。改修工事を行っている同球場のブルペンエリアには、一塁側28席、三塁側26席、計54席の「ブルペンかぶりつきシート」が新設。カウンター付きで、シート幅550ミリの座席に座りながら、強力ブルペン陣の投球練習を間近で見ることができる。昨季防御率1点台だった、森脇亮介、平良海馬、増田達至が、試合が進むにつれて準備する姿を見守りながら、拍手とともにマウンドへ送り出す“特権”付き。

広報担当は「この座席の誕生を聞いて、あらためて球場の中にブルペンが備わっていることの貴重さを感じました。我々広報部員は試合中、ベンチ裏の選手サロンというところで選手のコメント等を取得していますが、中継ぎ投手たちはロッカーから階段を下って、この選手サロンに立ち寄り、タオルを取ってブルペンに向かうというルーティンがあります。そこで見る彼らの顔はそれぞれ。既に戦闘モードの投手、リラックスした表情の投手、さまざまです。きっとこの『ブルペンかぶりつきシート』は戦いの場に行く選手の直前の顔を見られる一番の座席なのではないでしょうか? ぜひめったに見られないその姿にかぶりついて見ていただきたいです」とコメントした。